男性の薄毛の原因の8割はAGA(男性型脱毛症)と言われており、薄毛に悩んだらまず疑わざるを得ないのがAGAです。薄毛が気になりだしたとき、どのように対処すべきか知るためには、まずその原因について知る事が必要になります。
ということで、薄毛の原因であるAGAについて解説している当サイト内の記事をまとめつつ、AGAについてもまとめてみます。概要として理解しやすいようにしますので、「AGAって何なの?」という所から知りたい方はこの記事からを読んでみてください。
AGAの原因と治療法
薄毛にはいくつかのタイプがあり、その原因がはっきりしないタイプのものあります。しかし、AGAには明確な原因があり、治療法も確立されています。
薄毛の原因となるのは男性ホルモンであるテストステロンが体内の酵素5αリダクターゼと結合して変化したジヒドロテストステロン(DHT)です。このDHTはヘアサイクルを乱し、毛髪の成長が正常な場合と比べて早く終了し抜けてしまいます。
AGAを食い止めるには5αリダクターゼを阻害できるフィナステリド含有薬を服用するのが一般的です。フィナステリドは医師の処方箋が必要な薬なので、AGAクリニック等で診断を受け処方してもらいます。

女性のAGA
男性型脱毛症といっても、AGAは男性のみに発生するものではありません。女性にも発症することがあります。これをFemaleAGA(FAGA)と呼びます。
AGAの原因は男性ホルモンの変化によるものですが、女性は男性と比べ男性ホルモンの量が20分の1程度しかありません。ただし、体質により女性ホルモンよりも男性ホルモンの量が多い人であればAGA発症の可能性があります。
基本的には男性と同じような対処法で治療することが可能です。

AGAが生え際から来る理由
AGAの特徴として、生え際から薄毛が進行しやすいというものがあります。頭頂部から進行が始まる人も多いですが、全体的に満遍なく薄毛になる人というのはあまり多くありません。
生え際から薄毛が進行する原因は、5αリダクターゼが前頭部、頭頂部に多く存在するからです。これがテストステロンと結合してジヒドロテストステロンが生成されます。
つまり、生え際や頭頂部から薄毛が進行している場合、ほとんどがAGAの症状です。

加齢による薄毛とAGAの違い
薄毛というのは加齢と共に進行していきますが、AGAに年齢は関係ありません。思春期以降であれば若くても発症する可能性があり、徐々に進行していく形で30〜40歳前後で薄毛が顕著になります。
AGAはジヒドロテストステロンが原因ですので、ジヒドロテストステロンが無くなれば進行を止めることが可能です。しかし、加齢による薄毛はそもそも毛を生やす力を失っている状態なので改善はあまり見込めません。
同年代と比べて薄毛の進行が早いと感じる場合はAGAの可能性が高いので、治療による改善を試みる価値があるでしょう。

AGAクリニック
AGAを治療するための正攻法はAGAクリニックに通うことです。AGAの治療薬であるフィナステリドは医療用医薬品ですので、クリニックで医師の処方箋をもらう必要があります。フィナステリドを服用するためだけだとしても、AGAクリニック通う理由になります。
フィナステリドの服用以外に毛髪再生治療や植毛などの治療手段がありますが非常に高額です。
AGAクリニックは健康保険の適用外ですので、100%実費負担となります。かかる費用の詳細についてはリンク先にまとめてありますので参考にしてください。
