男性の薄毛の原因の8割がAGAだと言われています。そのAGAを治療する上で、最善の治療手段といえばAGAクリニックでしょう。
しかし、AGAクリニックは国民健康保険の対象外であり、もし通う場合には結構な費用がかかってしまいます。そんなに気軽には通えないですし、まずはどのようなところなのかを知っておきたいところです。
ということで、今回はAGAクリニックの費用と治療の手順について簡単にまとめてみたいと思います。
治療の流れとそれぞれにかかる費用
カウンセリング
申し込み後、まずは医師もしくはアドバイザーによるカウンセリングを行います。この段階では
- どのような症状なのかをヒアリング
- 頭皮の状態をチェック
- 薄毛の原因や対策についての説明
- 治療プランについての説明と選択
を行います。
有料のクリニックもありますが、大半は初回カウンセリングのみ無料となっています。
血液検査
血液検査によって男性ホルモン量等を検査します。血液検査は必ずしも必要というわけではないので、必要ない、もしくは注射が嫌いという方は拒否しても大丈夫です。
血液検査は2000円〜7000円程度で、初回の血液検査のみ無料としているクリニックもあるようです。
AGA治療薬の処方
ここからが本番。というより、AGAクリニックに通う理由はAGA治療薬を受け取るためと言っていいでしょう。フィナステリドは医療用医薬品指定ですので、医師の処方箋が無いと基本は購入することができません。なので、診察等は必要ないと思っていても通わざるを得ないというところでしょうか。
フィナステリドの錠剤（プロペシア、フィンペシア、プロスカー等）が処方されます。1回目は4000円前後、2回目以降は7000〜8000円程度が相場です。1ヶ月分の処方になるので、毎月通ってAGA治療薬を受け取ることとなります。
その他の治療プラン
カウンセリング、血液検査、AGA治療薬の処方、という3セットは基本的な治療プランとなっています。その他にもクリニックには様々な治療プランがあるのでご紹介します。
毛髪再生治療
頭皮に毛髪再生のきっかけとなる成長因子等を注入することで、毛髪の再生を促す治療です。費用は1回6万円〜10万円程度で、手を出すにはかなり勇気のいる金額となっています。薄毛の進行度合いによりますが、3〜12回程度通うこととなるでしょう。
一言に毛髪再生治療と言っても様々な方法があるのですが、HARG治療が最も有名です。
HARG療法
HARG療法とは、「Hair Re-generative theraphy（毛髪再生治療）」の頭文字をとったもので、文字通り毛髪を再生させることで薄毛やAGA（男性型脱毛症）を解消する発毛治療です。
脂肪幹細胞から抽出した成長因子AAPE（幹細胞抽出増殖因子蛋白質）やビタミン類、アミノ酸などの栄養素を成分とするHARGカクテルを頭皮に注入して毛周期サイクル正常化することで発毛を促します。
出典：http://biyou-iryou.jp/catalog/detail/179/
関連：
植毛
イングランドのサッカー選手、ウェイン・ルーニー氏がやった事で知名度が高まった植毛による薄毛治療。薄毛がかなり進行していても、短期間で見違えるほどの状態に持っていけるのは植毛の強みです。
しかし、
- 費用が100万円程度とかなり高額
- 頭皮に傷が残る場合がある
- 生え際が不自然になる場合がある
- 植毛した髪が抜け落ちてしまう事もある
など、様々なデメリットがあります。
スポーツ選手や芸能人など、職業柄多くの人目に触れ、薄毛であることのデメリットが植毛することのデメリットを上回っている、という方がやるものという認識で良いでしょう。