成長因子(グロースファクター)の育毛効果とは

graph-163509_640

最近、育毛剤の成分に成長因子(グロースファクター)というものが含まれるようになってきています。一見すると成分の名前っぽくない成長因子ですが、これはアミノ酸の一種です。

一言に成長因子といってもいくつか種類がありますので、それぞれがどのような効果を持つのかというのも含めて成長因子についての解説をしたいと思います。

成長因子とは

ヒト成長ホルモン

成長因子とは、ヒト成長ホルモンを活性化する作用を持つ物質です。ヒト成長ホルモンとは体のあらゆる部位を形成するために必要とされるホルモンで、毛髪の成長にも影響があります。

成長因子はこのヒト成長ホルモンを活性化させることができるので、その点が注目され育毛剤に含まれています。

ヒト成長ホルモン(hGH)は脳の一部である脳下垂体前葉という部分で作られる特殊なホルモンです。

ヒト成長ホルモンの作用は、タンパク同化作用(筋肉や髪を作る)、脂肪分解作用、骨伸長作用(身長が伸びる)、皮下組織水分貯留作用(肌がスベスベになる)などです。

3~17歳が体内の成長ホルモン量のピークで20歳から25歳にかけて成長ホルモン量は急に少なくなるようです。

出典:http://1st.geocities.jp/kqnnn703/hgh.html

元々はアンチエイジングの分野で注目が集まった

このページを見ている方は、育毛剤の成分としての成長因子が気になっている方だと思います。ですが実は、この成長因子がはじめに注目されたのはアンチエイジングの分野でした。

年齢と共にシミ、シワなどが増えた皮膚や、外傷を追った皮膚をすばやく修復することが知られています。

その後、多くの研究者がEGFを追研した結果、皮膚細胞へのEGFの臨床応用や老化の防止で多くの研究成果をあげました。そして、EGFが皮膚細胞の増殖を著しく促進することや、傷ついた皮膚をすばやく修復することが医科学的に広く知られるようになりました。

出典:http://www.anti-ageing.co.jp/お役立ち情報/アンチエイジング辞典/成長因子/

成長因子の種類と効果

成長因子には多くの種類がありますが、その中でも育毛効果が注目されているものをピックアップしてみます。

KGF(ケラチン細胞増殖因子、ヒトオリゴペプチド-5)

…毛母細胞の成長力維持

FGF(繊維芽細胞成長因子、ヒトオリゴペプチド-13)

…頭皮の保湿

IGF(インスリン様成長因子、合成遺伝子組み換えヒトポリペプチド-31)

…毛母細胞の活性化

プロフェアリンβ4(オクタペプチド-2)

…頭皮の保湿

リジュリン(アセチルデカペプチド-3)

…頭皮の柔軟性を高める

成長因子が含まれる育毛剤

Deeper3D

ボストンスカルプエッセンス

フィンジア

THE SCALP 5.0C