薄毛の進行度合と育毛剤を使い始めるタイミングについての考察

ちょっと薄毛が気になりだしたタイミングや、薄毛がどんどん進行してこのままだとまずいと思ったタイミングなど、人それぞれ育毛剤を使い始めるタイミングというものがあります。

どのタイミングで育毛剤を使い始めるかは各々の自由ではあります。ですが、どういうタイミングで育毛剤を使い始めるのが理想的であり、早く始めるのと遅く始めるのではどのようなメリット、デメリットがあるのかについて考察してみたいと思います。

全く薄毛が気になっておらず、フサフサな状態で育毛剤を始める

完全に髪が生えていて、薄毛とは言えないような状態で育毛剤を始める人もいます。今後薄毛にならないための予防策として育毛剤を使うということです。多くの人（特に男性）は個人差はあれど薄毛に悩むことになりますから、そのときのための保険に育毛剤を使っておくというのはとても有効です。

とはいえ、人によっては何もケアを行わなくても薄毛にならないという場合もありますので、そういった人にとってはお金の無駄遣いになってしまうでしょう。

また、仮に育毛剤を使うことで薄毛の予防が上手くいっているとしても、変化が無いので実感することができません。もしかしたらその育毛剤には全く効果が無いという可能性も否定できません。ですので、長期的に育毛剤を購入しつづけるモチベーションを保つのが難しいでしょう。

金銭的に余裕があり、少しでも薄毛になる可能性を減らしたいという方はこのタイミングで育毛剤を始めるのが良いでしょう。

育毛剤を始めるタイミングとして最もおすすめしたいのが、部分的な薄毛により「薄毛進行の予感」を感じたタイミングです。

部分的にでも薄毛の予兆が見え始めているという方は、上記で触れた「何もケアしなくても薄毛にならない人」ではありません。

薄毛になるかどうか、というのは男性ホルモンの量などに応じてある程度決まっているものなので、そのまま放置すると薄毛がどんどん進行していく可能性が高いです。薄毛になる人とならない人がいるという話については、以下のページで詳しく解説しています。

少しでも薄毛の兆候が見られているのであれば、育毛剤を使った際の効果も実感しやすく、続けるモチベーションも得られやすいでしょう。

生え際や頭頂部などが明らかな薄毛状態になってきたり、髪全体が薄くなって地肌が目立ち始めるタイミングで育毛剤を使い始めるのも良いでしょう。

このくらいまで薄毛の進行が進んだ場合、生活習慣の乱れやストレスなどによる「一時的な薄毛」とは言えないラインになってきます。何もせず放置したとして、時間の経過と共に改善していくことはほぼ無く、逆にどんどん薄毛の進行が進んでいきます。

育毛剤を使うのであれば、そろそろ始めないと取り返しが付かなくなってしまう可能性も考えられるラインです。育毛剤で薄毛の進行を食い止めておかないと、これ以上の薄毛が進行してしまった場合、回復させるためにかなりの費用が掛かってしまうことも考えておきましょう。

薄毛の進行がかなり進んでくると、育毛剤による回復は難しくなってきます。育毛剤は髪が生えやすい頭皮環境を作るものですが、使い始めたら突然髪が生えまくるというものではありません。ですので、もしこの段階から髪を生やしたいというのであれば育毛剤は適切ではないでしょう。

費用は大きくかかりますが、頭皮に直接髪を植える植毛や、頭皮に成長因子を与える毛髪再生治療などが有効です。これらの方法で髪を取り戻しながら、平行して育毛剤を使用するというのは有効な手段です。