薄毛の改善は一日にして成らずではありますが、実際は今すぐなんとかしたいと思う場合があるはずです。とはいえ、明日から急にかつらを被るというのも、普段の自分を知っている人からすれば不自然に思うでしょう。
不自然に思われずに、今日からでもできる薄毛の誤魔化し方としておすすめしたいのが、ヘアスタイリングを見直しです。スタイリングの仕方を変えるだけで、ペターっとして地肌が目立っていた状態をふわっと自然にすることもできます。
ということで、今回は髪にボリュームを持たせるためにやっておきたいヘアスタイリングの方法について解説しようと思います。
目次
ボリュームを持たせるヘアカット
最も分かりやすくボリュームアップさせるスタイリングの方法はヘアカットです。ボリュームアップとヘアカットは一見矛盾しているようにも感じますが、カットの方法次第ではボリュームアップも可能です。
気をつけるべきは以下の2点です。カットの際に美容師さんに相談してみて、もし満足いかなければ他のお店に通うことも検討してみましょう。
トップは短く梳く
トップの髪を短く梳くことで、髪が横に寝た状態から上に立たせる事が出来るようになります。トップの髪に長さがあると、ボリュームがつむじのあたりから、サイドの方へ寄ってしまいます。これをトップに持ってくるためにはトップを短く梳くというのが一番手っ取り早く効果的です。
トップにボリュームを出すためにトップの髪を長く残すというのは、やってしまいがちではありますが逆効果になってしまうので注意が必要です。
前髪は分けずに下ろす
分け目を作る髪型は薄毛が目立ってしまいがちです。分け目付近のボリュームもなくなってしまうので、頭の形がよく髪の量が多い方でないと似合わなくなってしまいます。
また、トップにボリュームを持たせるようなカットをした場合、前髪を下ろすとシルエット的にも整う場合が多いです。
朝シャンで頭皮の油分をきっちり落とす
毎日夜寝る前に入浴し、そのときにシャンプーをするという方は多いと思います。その場合、寝ているときにかいた汗などによって頭皮や髪に油分が残っている状態で1日を過ごすという事になりやすいです。
朝にシャンプーをして油分をきっちり落とすことで、油分のないサラサラした髪の状態を維持しながら1日を過ごすことができます。ペタっとしにくいのでボリュームを持たせられますし、ワックスなどのヘアスタイリング剤もよく馴染むようになります。
ドライヤーでのブローは必ず行う
髪が短い方だと、シャンプー後にバスタオル等で水分を拭き取って終わりとする方も少なくないでしょう。ですが、少し髪が濡れた状態で時間が経過すると、水分の重さによって髪が寝た状態になってしまいます。
ドライヤーでブローを行い、髪をきっちり乾かすことで、毛の根元が起きている状態が維持できます。
ヘアワックスはマットタイプのものを使う
以上のカット、シャンプー、ブローの手順を踏むだけでもある程度ボリュームを出すことができますが、余裕があればヘアワックスを使用してボリュームアップさせるのも良いでしょう。
その際のワックスの選び方が重要です。ワックスには
- ツヤを持たせる
- 立ち上げる
- 束感を持たせる
などの効果があり、それぞれのワックスによってどの効果を重視しているかに違いがあります。薄毛を誤魔化し、ボリュームアップを狙うのであれば立ち上げ力が高いが、ツヤは無く束感も出ないマットタイプのものがおすすめです。
ツヤや束感があると、まるでヘアカタログのモデルのような髪型を作ることもできますが、地肌が見えやすく薄毛が目立ちやすいというデメリットがあるからです。
スタイリングの見直しは手軽に実践可能
以上、スタイリングの方法についての紹介でした。これらの事は、育毛剤を使ったり、クリニックに通ったりするのと比べて手軽に実践しやすいかと思います。また、今すぐ効果を得られるのでやる価値は高いと思います。
長期的にきちんと薄毛を改善したいのであれば、これに加えて育毛剤の使ったりしていくと良いでしょう。